おすすめの一冊

2020.10.20
思考の整理学

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さわや書店さんのPOP“もっと若い時に読んでいれば・・・そう思わずにはいられませんでした。何かを生み出すことに、近道はありませんが、最短距離を行く指針となり得る本です。”と書かれた帯に惹かれて、購入しました。購入時期ははっきりと覚えていませんが、おそらく修士課程の時期だったと思います。そしてその後も、ときどき読み返しています。「本当の大問題は、長い間、心の中であたためておかないと、形をなさない。」「努力をすれば、どんなことでも成就するように考えるのは思い上がりである。努力しても、できないことがある。それには、時間をかけるしか手がない。幸運は寝て待つのが賢明である。」とか「熟したテーマは、向こうからやってくる」という文章に触れるたびに、時間の経過の大切さを学んでいます。卒業研究に励んでいる学部生の皆様、研究テーマは何か?と文献検討をしながら必死になって取り組まれている大学院生の皆様にも是非読んでいただけると幸いです。