おすすめの一冊

2016.03.20
神々の沈黙 心臓移植を追って

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心臓は直接「いのち」にかかわる重要な臓器です。しかしその一方で血液を送り出す単なるポンプとも言えます。いやいや単なるなんて言っては失礼、心臓には「心」が宿っているのかもしれません。循環器としての心臓の勉強をしながら、そのようなことを考えたり、疑問に思ったりしたことがありませんか?本書は、日本で最初に実施された心臓移植の現場をドキュメンタリータッチで描き上げ、医学的な問題、そして移植にかかわる人たちが必然的に抱えてしまうであろう様々な課題を明らかにし、現代にも通じる問いかけをしています。ぜひ一読してみてください。日本における臓器移植の歴史の一端を知ることもできます。