おすすめの一冊

2018.03.20
男であれず、女になれない

鈴木信平さんの命に向き合い一歩も譲らないその生き方に、おそらく多くの人が感動を覚えるのでしょう。
信平さんの豊かな感性、豊かな心、それは性がなにかということ以上に魅力的なこと。でも、「自ら決めて、自ら選んだことではあったけれども、決して自ら選んだことではない」性。信平さんは言います。「想像することだけはやめないで欲しい」そして「あなたが想像力を手放した時点で、この話は終わります。」と。
性別の意味すること、していること、私の知らない世界を信平さんはすべてを差し出して教えてくれます。そう、手に取らなければ、私たちの想像は始まらない。
価値観を揺さぶる一冊、あなたにも信平さんの声が届きますように…。