おすすめの一冊

2018.05.21
わが子がダウン症と告知された81人の「声」

ダウン症と診断されたわが子が、このあと、どのように育っていくのか、どのように育てたらよいのか、情報のない中で不安や孤独を感じたこと、「よく頑張ったね」というひと言に嬉しい思いを抱いたり、無責任なひと言に失望したり…、そう、わが子がダウン症と告知を受けたお母さんは医療者の説明や態度によりさまざまな気持ちを体験していました。それと同時に、他のきょうだいと同じように可愛い存在であること、将来を楽しみに思っていること、家族が「みんなで育てていこうね」と受け入れてくれたこと、そして一生懸命生きるわが子はみんなに幸せを与えてくれているということ…。この1冊には81人分の気持ちと医療者に伝えたいことがぎっしりと詰まっています。看護に何が必要とされているのかを考えるよいきっかけとなる1冊。ぜひ、臨地実習に臨む前に読んでもらいたいなと思います。
編注:図書館所蔵は第2集