おすすめの一冊

2016.01.20
私の看護ノート

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私がまだ看護師を目指すもっとずっと前、交通事故によって、意思疎通ができなくなった患者さんのドキュメンタリー番組で、当時その病院の看護部長をしていた紙屋克子さんを知りました。家族に寄り添い、その患者さんに寄り添うその姿勢は、とても心に響き、忘れられないテレビ番組の1つになりました。
時は過ぎ、看護学生の頃、何気なく立ち寄った図書館でこの本を見つけました。「あの時の看護師さんだ!」と思い早速読んでみると、紙屋さんが今まで出会った患者さんのエピソードとその時の気持ちがぎっしり詰まっていました。看護師がどんな気持ちで患者さんと接しているのかを知ることができ、看護学生だった私にとって目からウロコでした。この本をみると、学生時代のピュアな気もちを思い出させてくれる大切な1冊です。