おすすめの一冊

2016.05.20
看護の約束 命を守り、暮らしを支える

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この本に出会ったのは、著者である秋本典子氏の講義を受講したことがきっかけである。病により医療を必要としている人間に看護はどれだけ力になることができるのだろうか。この問いに、秋本氏は熱心に看護のありようを語り伝えてくれた。看護とは、患者の願いを捉え、患者が今を生きることを支えることである、またそれは患者への細やかな気遣いからなる、と私なりに捉えた。やっていない、ということはない。しかし、もっと看護が必要だ。そのことを具体的な場面をとおし、私たちに気づかせてくれる、そんな本である。