おすすめの一冊

2021.06.21
雪とパイナップル

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さて…どの本を紹介しようか…と

本棚を見つめて手に取ったのが鎌田先生の『雪とパイナップル』

 

COVID-19の脅威に晒されて

危険を顧みず勇敢に仕事をしている

医療職の方々

福祉や保育に携わる方々

行政や運搬業など数え上げたらキリがありませんが多くの方のご尽力によって私たちは日々生かされていると…この本を改めて読んで思いました。

 

この本に登場するパイナップルは、ただのパイナップルではないんですね…希望の光

そして、人と人を繋ぐ絆

寄り添う気持ちは行動となり

自分自身の人生…生き方、在り方となっていきます。

鎌田先生は、著書の中で少年のパイナップルは、自分の少年時代のバナナのようだと語っています。飽食の時代に生かされ、私たちはいつの間にか、その全てが当たり前に存在しているかのような錯覚に陥っているのかもしれません…

 

本の中に登場するヤヨイさんは人としての情熱という想いだけではなく、その裏側には看護師としての知識に裏打ちされたアセスメントに基づいて、安全な方法でパイナップルを提供しようとした点も見逃したくないところです。

 

是非、手にとって読んでみてください。